SHINOデザイン制作所
「びわの葉エキス」のラベルデザインと、手作り佃煮「島ばぁば」のパッケージ用イラスト制作をご依頼いただきました。商品の特性とターゲット層に合わせたデザインとイラストを制作し、商品の魅力を最大限に引き出すことを目指しました。
商品の特性に合わせてポップなデザインから水彩画で描いた枇杷のイラストをあしらったものまで、計6種類のデザイン案を提案させていただきました。最終的には、通常の「びわの葉エキス」と、玄米酒100%のエキスという2つの商品展開に対応するため、異なる2種類のデザインが採用されました。それぞれの商品の特徴やコンセプトに合わせたデザインで、商品の差別化を図っています。
商品名から連想される親しみやすく温かいおばあさんのイメージをイラストで表現しました。商品コンセプトである「手作り感」や「素朴さ」が伝わるよう、優しいタッチで描いています。このプロジェクトでは、まだパッケージデザインが完成していなかったため、イラストが単体で魅力的であることはもちろん、最終的なパッケージに組み込まれた際に違和感なく馴染むよう、汎用性と温かみのあるデザインを特に意識して制作しました。
「びわの葉エキス」のラベルデザインでは、同じ商品でも配合が異なることで、お客様に与える印象も変わるため、複数のデザインテイストを提案することに力を入れました。特に、水彩画の枇杷のイラストは、自然由来のエキスであることを視覚的に訴えかけ、商品の持つ優しさや効能を表現することを目指しました。2種類採用されたことで、それぞれの商品の個性を引き出すお手伝いができたことを嬉しく思います。「島ばぁば」のイラスト制作では、商品名から「おばあさんが作る温かい佃煮」というイメージがすぐに浮かびました。このイメージをストレートに、かつ魅力的に表現することが重要だと考え、見る人に安心感と懐かしさを感じてもらえるような表情やポーズを意識して描きました。パッケージデザインが未確定な段階でのイラスト制作という状況でしたが、イラスト単体でも商品の温かさを伝え、最終的なパッケージに自然に溶け込むことを目指しました。このイラストが、商品の温かさを伝える一助となれば幸いです。